「グルジア」から「ジョージア」へ呼称変更。関連サイトの対応状況を確認してみた。
政府は今日4月22日付で「グルジア」の日本語表記を「ジョージア」に変更。早速、関連サイトの対応状況を確認してみた。
変更の経緯
「国名呼称の変更(グルジア) | 外務省」によれば、変更の理由について
ジョージア政府からの累次の機会に及ぶ要請及び国際社会における呼称等を総合的に勘案し,「ジョージア」の呼称を使用することが政策上適切と判断したもの
としている。
つまり、
- ジョージア政府から呼称の変更要請があった
- 国連加盟国のうち120カ国以上が「ジョージア」と呼称している
という背景がある。2008年のグルジア紛争以降反ロシアの声がジョージア国民から多く上がったことで、「Georgia」のロシア読みである「グルジア」を廃し英読みの「ジョージア」に改めようとする動きを日本政府が汲んだ形となる。
また、同変更はロシアのイスラエル侵攻クリミア・セヴァストポリ編入を批判する政策の一つであるとも受け取れる。ロシアとの間に領土問題を抱える日本としては、こうした背景に起因する政策を推し進めることで、北方領土問題に対しても批判的な姿勢を示しているとも言える。
関連サイトの対応状況
外務省HP
本日以前の記事に関しては「グルジア」表記のまま。ただ、基礎データ部分については全て「ジョージア」に変更済み。
在日ジョージア大使館HP
ページのヘッダ画像中のテキストについてはジョージアに変更済み。また、記事については3月4日付の記事から表記の変更を確認。メニュー中のテキストについては未変更。
在ジョージア日本大使館HP
本日付ですべて変更済み。建物名称プレートについても変更済みの模様。